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モルタルとはどのようなもの?モルタルの用途やコンクリートとの違い、仕上げの種類などについて解説!

住宅に関する広告を見ていると、「木造モルタル2階建て」という文言を目にすることがあります。

これは、外壁がモルタルで仕上げられた木造2階建て住宅という意味です。

1980年代まで、住宅の外壁はモルタル仕上げが一般的でした。

現在、モルタルは住宅外壁よりも玄関や外構などで使用されることが増えています。

今回はモルタルの特徴や用途、コンクリートとの違い、モルタル仕上げの種類、メリット・デメリットなどについてわかりやすく解説します。

モルタルとはどのようなもの?モルタルの用途やコンクリートとの違い、仕上げの種類などについて解説!

モルタル仕上げとは?

モルタル仕上げについて理解するには、そもそもモルタルがどのようなものか知っておく必要があります。

ここではモルタルの特徴や用途、コンクリートとの違いについて説明します。

モルタルの特徴

モルタルとは、セメントと砂、水などを練り合わせたものです。

セメントはモルタルやコンクリートの材料となるもので、石灰石などを焼いて粉末にしたものです。

モルタルが住宅外壁として使用されたきっかけは1923年の関東大震災です。

多くの家屋が地震による火災で焼失した経験から、家屋の焼失を防ぐための外壁としてモルタル外壁が普及しました。

モルタル外壁は1970年代後半から1980年代(昭和50年代)に全盛を迎えましたが、現在は窯業系サイディングにその地位を譲っています。

モルタルの用途

モルタル外壁が減った理由は施工に手間がかかることでした。

現在、モルタルは以下の用途で用いられています。

・補修素材
・仕上げ素材
・接着素材
・下地調整

コンクリートやモルタルが欠けた部分の補修やひび割れの補修、段差の調整などの補修素材やタイルの接着、仕上げ前の下地などとして使われるのが一般的です。

モルタルとコンクリートの違い

モルタルとコンクリートにはどのような違いがあるのでしょうか。

主な違いは以下のとおりです。

モルタル コンクリート
素材 セメント、砂、水 セメント、砂、砂利、水
施工時の厚み 3~4cm 10cm以上
クラックの入りやすさ 入りやすい 入りにくい
コスト 割高 割安

モルタルはセメントと砂で出来ているため、砂利を含むコンクリートよりも粒が小さいといえます。

結果、コンクリートよりも強度が高くなります。

セメントの割合が多くなるため、ひび割れしやすくなるというデメリットが生まれます。

また、セメントの割合が高くなるとコストが高くなってしまうという問題点もでてきます。

ビルなどの大きな構造物を作る場合、大量に建材が必要になるためモルタルよりもコンクリートの方が向いています。

そのため、コンクリートは建物本体に使用され、モルタルは下地や仕上げ剤、補修材として使用されるという役割分担がなされるようになりました。

モルタルのメリット

コンクリートよりも比較的高価なモルタルにはどのようなメリットがあるのでしょう。

モルタルの主なメリットは以下のとおりです。

・有毒ガスが発生しない
・丈夫で耐久性がある
・デザイン性に優れている

モルタルは火災対策の一つとして普及しました。

セメントや砂は燃えないだけでなく、火災時に有毒ガスを発生させないという長所があります。

耐久性の高さもモルタルのメリットです。

台風などによる飛散物の衝突にも強く、簡単に破損する住宅ではありません。

デザイン性の高さもモルタルの魅力です。

モルタルは職人がコテを使って丁寧に仕上げるため、いろいろな仕上げを楽しめます。

立体的で滑らかな仕上げを希望するのであれば、職人によるモルタル仕上げがおすすめです。

モルタルのデメリット

モルタルのデメリットはひびが入りやすいことと汚れやすいことです。

コンクリートに比べてひびが入りやすいため、ひびが気になる方は別の壁材を使用したほうがよいでしょう。

モルタルは凹凸があるため汚れがたまりやすいという弱点があります。

壁の汚れがとれなくなったら、塗装リフォームを検討するタイミングかもしれません。

モルタル仕上げの種類

モルタル仕上げの主な種類は以下のとおりです。

・金鏝(かなごて)仕上げ
・刷毛ひき(はけびき)仕上げ
・掻き落とし仕上げ(リシン掻き落とし)
・洗い出し仕上げ

金鏝とは左官職人が使用する金属製のコテの一つで、壁や天井に土やモルタルを塗るときに使用する道具です。

モルタルの表面を金鏝で平らで滑らかに仕上げます。

刷毛引き仕上げとは、ほうきで掃いたようなはけ目をつけて仕上げる方法です。

金鏝仕上げに比べると表面がざらざらに仕上がるため、雨や雪の日でも滑りにくくなります。

玄関や駐車場などで使用するのがおすすめです。

掻き落とし仕上げ(リシン掻き落とし)は、表面をブラシなどで掻きとり、微妙な凹凸をつける仕上げのことです。

落ち着いた質感を表現できることから、高級住宅の外壁として使用されています。

洗い出し仕上げとは、モルタルに砂利や玉石などの骨材を入れて壁などに塗り、固まる前に表面を洗って砂利や玉石の一部を露出させる仕上げ方です。

玄関アプローチや土間などで良く用いられます。

まとめ

今回は外壁の仕上げの一つであるモルタル仕上げを取り上げました。

コンクリートに比べるとひびが入りやすいというデメリットがありますが、独特の風合いを出せます。

耐久性が高いこともモルタルの魅力です。

デザイン性という点でも非常に魅力がある壁材ですので、検討してみてもよいでしょう。

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