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耐火ボードとは? 耐火ボードの種類と石膏ボードの違いを解説

耐火ボードは大型の高層建築物などで、建築基準法に定められた耐火壁や準耐火壁に使われる耐火ボード。

耐火ボードにはどのような種類があるのでしょうか?

今回の記事では耐火ボードの種類について解説。

建材として広く使われている一般的な石膏ボードとの違いも解説します。

耐火ボードとは? 耐火ボードの種類と石膏ボードの違いを解説

耐火ボードとは? 耐火ボードの種類

耐火ボードとは、火や高温に対する耐性を持った金属でできた建築材料です。

建物の壁・床・天井などに使用され、火災発生時の燃え広がりを防ぐ役割を果たします。

耐火ボードとして広く使われているものとして、石膏ボードとフレキシブルボードの2種類があります。

石膏ボードは、焼いた石膏と水を混ぜて板状にしたものを芯材とし、両面と側面をボード用原紙で包んだ建築資材です。フレキシブルボードは、セメントに補強繊維を混ぜて作られた不燃材です。

以下では、石膏ボードとフレキシブルボードの特徴について解説します。

石膏ボードの特徴

石膏ボードは、焼いた石膏(プラスター)を水と混ぜて板状にしたものを芯材とし、両面と側面をボード用原紙で包んだ建築資材です。

石膏は、硫酸カルシウムを主成分とする自然鉱物で、水を混ぜると硬化する性質を持っています。

石膏ボードは安価な建材で、3×6版と呼ばれる最も一般的な石膏ボードなら、ホームセンタ―などで1枚あたり500円前後で購入できます。

カッターナイフで切断できたり、ビス止めや接着などがしやすく、施工性が高いのも石膏ボードの特徴。価格の安さと施工性の高さから、建物の壁・床・天井などの下地材として内装工事で広く使用されています。

石膏ボードは平面としての衝撃に強い素材ですが、一点に集中した衝撃には弱い傾向にあります。

また石膏とボード原紙が原料なので耐水性に劣り、屋外での使用や湿度の高い場所での使用には向いていません。

フレキシブルボードの特徴

フレキシブルボードは、セメントに補強繊維を混ぜて作った不燃性の建築素材です。

セメントと補強繊維を水で練ったものを高圧プレスで板状に加工したもので、寸法変化や反りが少ないのが特徴。

耐火性だけでなく、耐衝撃性、耐水性、体質性にも優れており、最高級クラスの建築用ボードです。

フレキシブルボードは石膏ボードが使いにくい水まわりの壁や天井はもちろん、外壁にも使用できます。また、厚く作られたフレキシブルボードは、鉄道や高速道路などの遮音壁として使われることもあります。

石膏ボード=耐火ボードではない

石膏ボードの芯材である石膏の中には、約20%の結晶水が安定した形で含まれています。

石膏ボードが高温にさらされると石膏内の結晶水は水蒸気となって放出されますが、水蒸気の放出が温度の上昇を防ぎ、火災の燃え広がりを防ぎます。

普通ボードと呼ばれる一般的な石膏ボードでも耐火性には優れているため、「石膏ボード=耐火ボード」と誤解している方も少なくありません。

実は、石膏ボードと一口に言ってもいろいろな種類があり、種類によって特徴や活用方法が異なります。

石膏ボードの種類と特徴

建築材料として広く使用されている石膏ボードには、いろいろな種類があります。

ここからは、石膏ボードの種類とそれぞれの特徴を紹介します。

石膏ボード(GB-R) 
最も一般的なプラスターボード

普通硬質石膏ボード(GB-R-H)
普通ボード(GB-R)をより硬くしたハードタイプ

シージング石膏ボード(GB-S)
防水加工を施し、耐水性を強化したタイプ

強化石膏ボード(GB-F)
石膏の芯材にガラス繊維を混ぜ込んだ耐火性に優れたタイプ

構造用石膏ボード(GB-St-A・B)
強化石膏ボードの耐震性を強化したもの

化粧石膏ボード(GB-D)
仕上げ加工をされたプラスターボード

石膏ラスボード(GB-L)
塗り壁の下地に使うプラスターボード

吸音用穴空き石膏ボード(GB-P) 
多数の穴が開いており吸音性に優れたタイプ【h3】強化石膏ボード(GB-F)は耐火性を重視した石膏ボード

耐火ボードと呼べるのは「強化石膏ボード(GB-F)」

強化石膏ボード(GB-F)は、英語では「Fire-Resistant Gypsum Board」と呼ばれており、その名の通り耐火性に優れているのが特徴です。

石膏の芯材部分にガラス繊維などを加えて作られており、普通ボードよりも優れた耐火性能を実現しています。

建築基準法に定められている耐火構造、準耐火構造、防火構造の材料として、大型高層建築物などの建設に使用されています。

まとめ

耐火ボードとは不燃性で耐火性に優れたボードのことで、 建物の防火構造や耐火構造などに使用されています。

耐火ボードにあたる建材には、フレキシブルと石膏ボードがありますが、石膏ボードは種類が多く特に耐火性を高めたものが耐火ボードと呼ばれています。

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