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床のフローリングは張り替えが必要?方法や費用を解説

2021年01月08日

フローリングに傷みを感じた時のメンテナンス方法に、張り替えがあります。
ですが、どのような時に張り替えが必要なのか、費用はどのくらいかかるのかなど分からないことは多いですよね。
そこで、フローリングのメンテナンス方法の1つ「張り替え」について、タイミングや張り替え方法、費用について解説します。

経年劣化するフローリングは15~20年での張り替えを

生活をしているとフローリングは少しずつ傷んでいきます。これは経年劣化といわれるもので、どんなに大事にしてきても徐々に汚れや傷がついていくのです。フローリングは木材なので、高温多湿の日本の環境では「湿気」による傷みも起こっていきます。
さらに食卓や台所では食べこぼしや水が飛ぶといったことで、フローリングは水分を吸い込み、劣化しやすくなります。窓辺では結露で湿気が多い状態が続く時期もあるでしょう。
日本の住宅ではおおむね15~20年ほどでフローリングを張り替えることがすすめられています。この頃になれば掃除しても落ちない汚れや、物を落とした時や引きずった時の傷などが目立つようになります。
また場合によっては、見た目だけではなくキシミや浮きといった問題が出てくることもありますね。

張り替えの検討が必要な2つの目安

フローリングのメンテナンス方法の1つとして張り替えがあります。
ここでは張り替えの検討が必要となる目安を2つ説明します。

床がきしむ、なる

普通にフローロングの上を歩いているだけなのに、床を踏むと「ギシギシ」と音がなることがあります。これは床がきしむことで起こる音です。
フローリングが木材で作られていますが、木材は湿気を含むと膨らみ、乾燥すると縮む性質を持っています。この湿度の変化による伸縮と膨張により、フローリング材自体が少しずつ変形していくのです。
長期間に渡りフローリング材の変形が起こることで、つなぎ目部分が少しずつズレを起こしていきます。ズレを起こしたフローリング材がお互いにこすれ合うようになると、ギシギシといった音がなるようになります。フローリング材ではなく下地も、湿度によって伸縮と膨張を繰り返すことで変形し、きしみが起こることがあります。
また白アリが原因で、きしみが起こっているケースもあります。

床が沈む、浮きがある

フローリングの上を歩いていると、一部分だけブヨンと沈み込むように感じたり、空中に浮いた板の上を歩いているように感じたりするケースもあります。これらは先ほど解説した床のきしみよりもさらに激しい劣化が起こっている状態です。
フローリング材だけではなく、床板や下地などが湿気などで劣化し、ボロボロになっている可能性があります。この場合も、白アリ被害が起こっているケースも考えられます。
このようなケースでは、フローリング材だけではなく床板の状況や下地板の状況もよくチェックして、補修を行う必要があります。

汚れや傷が気になる時には重ね張り工法がおすすめ

フローリングの張り替えでは大きく分けると2つの工法がありますが、そのうちの1つが既存のフローリングの上に新しいフローリング材を重ねていく「重ね張り工法」です。
重ね張り工法は、既存のフローリング材を撤去する必要がありません。手間が少ないのでコストが低く、工期も短くて済むメリットがあります。またフローリングが二重になるため、遮音性が高くなりますし保温性も向上します。
しかし、重ね張り工法は床材や下地の状態をチェックすることができないため、これらに傷みがある状態では行えません。
例えば「床に汚れが目立つ」「傷が気になる」といったことが原因でフローリングの張り替えを検討している場合にはおすすめできる工法です。重ね張り工法によるフローリングの張り替えは、8畳ほどのリビングであれば12~22万円程度の費用が目安です。ただし、フローリング材の種類によって費用が変わってきます。
デメリットとしては、重ね張りをすることで床が少し高くなるため、場合によっては段差が生まれてしまう点が挙げられます。また、ドアの開閉ができなくなったり、作り付けのクローゼットが開かなくなったりする心配もあります。
しかし、プロの工務店などに依頼すれば、このような不具合を起こさずに調整してもらえます。

きしみや沈みがある時には張り替え工法を検討

「きしみで床がなる」「フローリングの上を歩くと沈みや浮きがある」といった場合には、床材や下地のチェックや補修も必要です。
先ほど紹介した重ね張り工法でのメンテナンスではチェックも補修も行えません。そのため一度フローリングを剥がし、下地や床材がチェックできる「張り替え工法」での施工がおすすめです。
既存のフローリングを剥がし、さらに床材や下地をチェックする工程が入るため、張り替え工法は工期がかかります。さらに手間が多いため、コストも重ね張り工法に比べ高くなります。
ですが、フローリングに起こっていたトラブルにしっかりと対応することが可能です。
住宅を建築してから10年以上経過している場合や、きしみや沈みや浮きが起こっている場合には張り替えを検討しましょう。張り替え工法で特に下地や床材に傷みがない場合の費用目安としては、8畳ほどのリビングなら17~25万円程度となります。下地や床材に傷みがある場合には別途補修が必要になるため、予算を考える時には余裕を持つ必要がありますね。

フローリングは価格だけではなく特徴を考えて選ぼう

フローリングの張り替えは、どのようなフローリング材を使うのかにより費用は大きく変わります。
ですがコストだけに目を向けるのではなく、その特徴を理解し選ぶ必要があります。

木材を重ね合わせ接着して作る合板フローリング

比較的安価なフローリング材の1つが合板フローリング。複数の木材を接着剤で圧接して作られた木材を使用します。
フローリング材としては比較的安価なので、コストを抑えて張り替えられます。反りが起こる心配が少なく、湿気による収縮もしにくいメリットを持っています。
ただし踏んだ時にやや硬い印象があります。自然を感じられる材質ではなく、作られた雰囲気があります。8畳のリビングを合板フローリングに重ね張りした場合は12~17万円程度が費用目安です。

一枚の板から作る無垢フローリング

一枚の板から作られるフローリング材で、単層フローリングとも呼ばれます。合板フローリングよりは高額ですが、その分木材の雰囲気を楽しめ、踏み心地も柔らかです。無垢板を使うため調湿作用もあります。
乾燥している時にはフローリング材が溜め込んだ湿気を放出し、湿気が多い時にはフローリング材が湿気を吸い取ります。その分フローリング自体が変形しやすいといったデメリットが出てきます。水や傷に弱い特徴がありますが、細かな傷や凹みは変形を繰り返すことで補修される性質もあります。8畳のリビングを無垢フローリングで重ね張りした場合は、12~23万円程度が費用目安です。

防音性能を持たせたフローリング材

マンションやアパートでは、フローリング材の張り替え時には防音ありのものを使わなければならないケースがあります。防音ありのフローリング材は、階下に歩行や物の落下の衝撃、さらに椅子を引くといった何気ない生活音を響かせにくくするものです。
一軒家の1階の部屋ではあまり気にならないかもしれませんが、上層階だとかすかな物音も意外に響きます。このようなところでのフローリングの張り替えでは、防音ありのフローリングがおすすめです。防音ありのフローリングは防音なしのフローリングに比べコスト高となります。8畳のリビングを合板防音なしで重ね張りした場合は12~15万円程度が費用目安となりますが、防音有にした場合は13~17万円ほどが費用目安となります。

住む人が暮らしやすい加工を施したもの

フローリング材は表面に塗装を施したり、汚れにくい表面処理を施したりすることでメンテナンスしやすくできます。また、無垢フローリング材なら、滑りにくいように溝を刻んだりスプーンカットと呼ばれる独特の鱗模様も取り入れたりできます。
溝やスプーンカットを入れれば、それだけ汚れは落ちにくくなりますが、傷ができても気になりにくいでしょう。また防汚加工を施せば、汚れが付きにくく落としやすくなります。
住む人がどのような特徴を持っているのかに合わせ、暮らしやすいよう表面加工が施されたフローリングを取り入れるとよいでしょう。

まとめ

フローリングの汚れや傷が気になりだしたら、重ね張り工法によるフローリングの張り替えを検討することをおすすめします。
ですが、キシミや沈み、浮きなどの気になる部分がある場合には、既存のフローリングを取り除き新たに張りなおす張り替え工法でのフローリングの張り替えを検討してください。
コストを抑えるだけではなく、暮らしやすくなるフローリング材を選ぶことも必要です。

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