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軽量鉄骨造の防音性はどれくらい?自分でできる防音対策の基礎知識
2022年01月28日
「軽量鉄骨造は音が響く」といわれることがあります。実際のところ、軽量鉄骨造の防音性がどのくらいなのか気になる方もいらっしゃると思います。騒音や生活音の問題は、ご近所トラブルの原因にもなるため、平穏な生活を送るには防音対策をしっかり行うことが大切です。
この記事では、軽量鉄骨造の防音性、防音対策について解説します。軽量鉄骨造への入居を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
軽量鉄骨造とは?
世の中に存在するあらゆる建物の構造は、主に「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」に分けられます。
木造 | 木材を組み合わせた構造 |
鉄骨造 | 鉄骨を組み合わせた構造 |
鉄筋コンクリート造 | 鉄筋で作った枠組みにコンクリートを流し込んだ構造 |
「軽量鉄骨造」とは「鉄骨造」の一種で、厚さ6ミリメートル以下の鉄骨を用いたものをいいます。厚さ6ミリメートル以上のものは「重量鉄骨造」です。
軽量鉄骨造の防音性能はどれくらい?
軽量鉄骨造の建物の防音性は、「木造よりはまし」という程度です。
以下のような生活音が、筒抜けになる場合があります。
- ドアを開け閉めする音
- 掃除機の音
- 洗濯機や冷蔵庫などの機械音
- テレビの音
- シャワーの音
ただし、防音性の良い軽量鉄骨造の物件もあるため、一概に断定することはできません。壁や天井に使用されている素材や、建物の他の入居者の質によっても変わってきます。また「左右の隣室からの騒音はないが、上階の音がうるさい」というケースもあります。防音性能がどの程度か、物件の内見時などにチェックすることが大切です。
軽量鉄骨造における防音対策
軽量鉄骨造の防音性能が「木造よりまし」という程度だといっても、防音対策を施せば、それなりに高い防音性能を確保することは可能です。ここでは、軽量鉄骨造における自分でできる防音対策をご紹介します。
防音マットや厚めの敷物を敷く
下の階に音が響かないようにするには、フロアに防音マットや厚めの敷物を敷くのが効果的です。特にフローリングの場合は床が固く、音が響きやすいため、緩衝材となる敷物があると安心です。
スリッパや厚めの靴下を履く
スリッパや厚めの靴下を履くと、足から床に伝わる衝撃を緩和することができます。簡単に導入できる防音対策です。
テーブルや椅子の足にフェルトを貼る
テーブルや椅子の足にフェルトを貼っておくと、動かす時に足が床にひきずって大きな音が出るのを防止できます。フェルトは、100円ショップなどで購入可能です。
洗濯機や冷蔵庫に防振マットを付ける
洗濯機の機械音はかなり響くため、防振マットを付けるのがおすすめです。冷蔵庫のモーター音はそれほど大きくはないですが、洗濯機と一緒に対策を施しておくと、室内がより静かになります。防振マットは、ネット通販などで手軽に購入できます。
壁に防音シートを貼る
壁に防音シート(吸音材・遮音材)を貼るのもおすすめです。ホームセンターやネット通販で、材料を購入することが可能です。吸音材と遮音材を別々に購入する場合は「壁→吸音材→遮音材」という順番で貼ると、防音効果が高くなります。
隣室に面する壁に大型の家具を置く
隣室に面する壁に本棚やタンスなどの大型家具を置くと、防音効果が期待できます。中身が詰まっている家具なら、さらに効果が高まります。
テレビやオーディオ類を壁から離す
テレビやオーディオ類を隣室に面する壁から離れた場所に置くのは、シンプルで効果的な防音対策です。もし、どうしても配置場所を変えられない場合は、テレビやオーディオの後ろに防音パネルを設置すると、多少の効果を見込めます。
防音テープを貼る
窓やドアの隙間に防音テープを貼ると、音漏れを防ぐことができます。隙間から流れる音の侵入経路を塞ぎ、振動を吸収してくれます。
防音カーテンを使用する
防音カーテンを使用すると、屋外からの騒音を軽減できる他、室内の音を外に漏れないようにすることができます。
防音対策をふまえた軽量鉄骨造物件の選び方
最後に、防音対策をふまえた軽量鉄骨造物件の選び方をご紹介します。以下のポイントをチェックしてみましょう。
家賃が周辺の相場と大きくズレていないか
家賃が周辺の相場と大きくズレていなければ、収入が安定した入居者が多いと推測されます。収入が安定した入居者は、平日はフルタイムで仕事をしていると予想されるため、夜中に大きな物音を立てたりする人は少ないと思われます。
築10年以下である
築10年以下の新しい物件なら、最新技術による防音設備が施されている可能性が高いです。
居室同士が隣接していない
隣家の居室との間にトイレ・お風呂・収納スペースなどがある間取りだと、生活音が響きにくいです。間取りがどうなっているか分からない場合は、不動産業者に確認してみてください。
壁が厚い
壁が厚いと、騒音が響きにくいです。壁をノックした際に、ゴツゴツという鈍い音がした場合は、壁が厚いと分かります。内見時に確認してみましょう。
共有スペースがきれいである
物件の共有スペースがきれいなら、住民がきれいに使っている、もしくは管理が行き届いていることが分かります。こういった物件では、万が一何かトラブルがあったとしても、管理者が親身になって相談に応じてくれる場合が多いでしょう。
大通りや駅から少し距離がある
物件の立地条件も重要です。人通りの多い大通りや駅から少し距離があると、騒音に悩まされる可能性が低くなります。
周辺に大きな音を出す施設がない
物件の周辺に、大きな音を出す施設がないことも重要なポイントです。大きな音を出す施設としては、以下のものが挙げられます。
- 工場
- 学校
- 人が集まる大きな公園
- コンサートホール
- 救急病院
- 警察署
- 消防署
- 大型トラックが出入りする建物
救急病院・警察署・消防署は、24時間体制で緊急車両が出入りするため、要注意です。
過去に騒音トラブルが生じたことがない
過去に騒音トラブルが生じたことがない物件は、ひとまず安心です。過去の騒音トラブルの有無を、不動産業者に聞いてみてください。もし、教えてくれなかったり、言葉を濁したりする場合は、何らかのトラブルが起きた可能性が高いため、避けるのが無難です。
まとめ
以上、軽量鉄骨造の物件における、防音対策について解説しました。集合住宅では、自分以外の入居者もいるため、お互いの配慮が欠かせません。外からの騒音の侵入を防止すると同時に、自らも騒音を出さないようにすることが大切です。騒音は大きなトラブルに発展する可能性があるため、できるだけ大きな音を出さないように工夫しましょう。
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