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内装ボードのビスピッチとは?3つの仕様書とビスピッチマーカー

2023年01月29日

みなさんはビスピッチというものをご存じでしょうか?
ビスピッチとはビスとビスの間隔のことをいい、内装ボード工事を行なう上で考慮しなければならない重要な要素です。

実はビスピッチには適切な長さが定められており、万が一ビスピッチが不適切だと、工事後に不具合が生じるおそれがあります。
内装工事を依頼する場合に備えて、ビスピッチの基本を押さえておきましょう。

この記事では、ビスピッチとは何か・ビスピッチを定める3つの仕様書・ビスピッチマーカーとは何かについて分かりやすく解説します。

内装ボードのビスピッチとは?3つの仕様書とビスピッチマーカー

内装ボードのビスピッチとは?

「ビスピッチ」とは、内装ボードを張る際のビスとビスの間隔のことです。
石膏ボードなどを張る際にはビスを打つ必要がありますが、ビスピッチが不適切だと、不具合が生じるおそれがあります。

具体的には以下のような問題が生じる可能性があります。
・内装ボードがひび割れする
・壁が浮くことで壁紙が破れる
・風や地震による揺れへの耐久力が低下する

不具合を回避するためには、メーカーごとに定められている規定をしっかり守ることが大切です。

ビスピッチマーカーとは?

ビスピッチを正確に測るのに欠かせないのが「ビスピッチマーカー」です。
ビスピッチマーカーのマーカーに専用の液体を入れた上で、内装ボードの側面に沿ってスライドさせると、等間隔でマーキングすることができます。

ビスピッチマーカーを使用すれば、正確なビスピッチのポイントをボードに記すことが可能です。
また、ハウスメーカーや仕様書・マニュアルによって適切なビスピッチが異なるため、複数のビスピッチに対応するビスピッチマーカーもあります。

このように、ビスピッチマーカーは、効率的に作業を行ない、安全な建物を作るために大いに役立っています。

内装ボードのビスピッチを定める3つの仕様書

ビスピッチは仕様書・マニュアルによって異なる値が定められています。
ここでは、ビスピッチを定める主な仕様書・マニュアルを3種類ご紹介します。

公共建築工事共通仕様書

「公共建築工事共通仕様書」は、国土交通省が監修する仕様書です。
官庁などの施設工事に関する仕様を記載しており、新築工事のマニュアルとして使用されています。
また地方自治体が管理・運営する体育館・学校・市民ホールなどの工事も、こちらの仕様書が適用されます。

公共建築工事共通仕様書では、ビスピッチを以下のように規定しています。

軽量鉄骨下地・木製下地の場合

天井の周辺部・・・150mm程度
天井の中間部・・・200mm程度
壁の周辺部・・・200mm程度
壁の中間部・・・300mm程度

木造住宅工事仕様書

「木造住宅工事仕様」は、独立行政法人住宅金融支援機構が監修している仕様書です。

木造住宅工事仕様では次のように規定されています。

壁(界壁以外)の場合

1枚張り・・・外周部と中間部ともに150mm以内
2枚張り・・・外周部と中間部ともに1枚目は150mm以内、2枚目は200mm以内

天井(界床以外)の場合

1枚張り・・・外周部は150mm以内、中間部は200mm以内
2枚張り・・・1枚目は外周部と中間部ともに300mm以内、2枚目は外周部が150mm以内・中間部が200mm以内

石膏ボード施工マニュアル

「石膏ボード施工マニュアル」は、一般社団法人石膏ボード工業会が監修するマニュアルです。
こちらのマニュアルでは、留め付け具である釘・ネジの間隔について、工法ごとに細かく定められています。

在来軸組工法

一般壁・・・周辺部が200mm以下、一般部が300mm以下
耐力壁(告示仕様)・・・周辺部が150mm以下、一般部が150mm以下
省令準耐火仕様・・・1枚目の周辺部と一般部ともに150mm以下、2枚目の周辺部と一般部ともに200mm以下

枠組壁工法

周辺部が100mm以下、一般部が200mm以下

鋼製下地

周辺部が200mm以下、一般部が300mm以下

まとめ

以上、内装ボードのビスピッチについて解説しました。

ビスピッチは普段は意識される機会が少ないかもしれませんが、施工の成否を左右するほど重要な要素ということがお分かりいただけたかと思います。

ビスピッチは各ハウスメーカーや仕様書ごとに適切な値が定められています。
ビスピッチが不適切だと施工に不具合が生じるおそれがあるため、内装工事の際にはビスピッチマーカーを使用し、正確なビスピッチをとることが大切です。

それだけに、内装工事は確かな実績と高い技術力を持つ業者に依頼することが重要になってきます。

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