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天井下地の組み方とは?手順と軽天について徹底解説!

2023年05月10日

天井の下地をする際、重要なのが「組み方を理解しているか」です。
現場においても天井下地は複雑で、必要な部品や寸法などを知っておかなければなりません。

この記事では、天井下地の具体的な組み方の工程や、現場で頻繁に使われる軽天(LGS)について解説します。

記事を読み終えた頃には「天井下地の組み方がわからない」「複雑で理解しにくい」といった疑問や不安が解消され、全体像が掴めるようになるでしょう。

天井下地とは

天井下地とは、天井の裏にある骨組みを指します。
天井はほとんどの建物にあるため、下地の組み方を覚えておく必要性は高いでしょう。

木造住宅で梁がむき出しになっている場合や、コンクリートが打ちっぱなしのRC造りの建物の場合は例外です。
これらの建物にはそもそも天井がありません。
しかし、この例外はごくまれであり、天井下地は工事現場において基本となる重要な作業です。

天井下地の現場で呼ばれる軽天(LGS)とは

軽天とは「軽量鉄骨天井下地」の略称です。
現場では「軽天工事」と呼ばれる場合が多くあります。
軽天工事は、天井以外にも壁の骨格などにも行われ、建物の骨組みを作るのが主な目的です。

また、軽天工事ではLGSが使用されます。
LGSとは、Light Gauge Steel(ライトゲージスチール)の頭文字を取った略称です。
これは軽量鉄骨を意味しており、現場では「LGS」と略された表現か、軽量鉄骨を略した「軽鉄」と呼ばれています。

最近では鉄骨造りの住居が増えており、マンションやビルのような大きな建物の場合も軽天工事が必要です。
つまり、建物の骨組みを作るには、軽天工事が必要不可欠となります。

天井下地の組み方と流れとは

天井下地の組み方は、大きく分けて5つの工程があります。
各工程の詳細をご紹介します。

1.天井の高さを測る

天井下地を組むには、まず天井の高さを測る必要があります。
高さを測る工程を省いてしまうと、実際に使用する部品の寸法がわからず工事ができません。
つまり、これからの工程において欠かせない作業です。

また、天井を貼ったあとの使用方法についても確認しておきましょう。
棚やカーテンレールを取り付けるかなどによって、必要なものも変わるためです。

天井の高さを確認したら、レーザー墨出し器で壁に印を付けます。
天井の高さを「天井レベル」と呼ぶため、覚えておきましょう。

2.ボルトを吊るしてアンカーを埋め込む

天井の高さを確認し、墨出しが終わったらボルトを吊るしていきます。
ボルトを吊るす際には間隔が重要です。
隣り合わせであれば間隔は900mm、壁際であれば壁から150mm以内で調整して吊るす必要があります。

また、事前にアンカーやインサートが仕組まれている場合は、別途作業が必要です。
ボルトを吊るしたあとに、事前に仕組まれていたものに応じて、不足部分を補うようにアンカーを埋め込んでいきます。

3.ボード類を貼り付けるための野縁(のぶち)受けを掛ける

野縁とは、別名「親バー」といい、下地に使用される棒状の部品です。
仕上げ材のボード類を貼り付けるために使われます。
木造であれば40mm前後の角材を使用し、鉄骨造りであれば鉄板を加工した専門部材を使用します。

そして野縁受けは、別名「チャンネル」といい、野縁を受けるために使用されるものです。
部屋の短い方向に掛ける場合が大半ですが、部屋の幅が野縁受けに綺麗にはまるとは限りません。
部屋の幅が短い場合は、特に注意が必要です。

部屋の広さ次第で、野縁受けをカットしなければならないからです。
逆に野縁受けの長さが足りない場合もあります。
この場合は、足りなかった部分をジョイント材を使用して調整しましょう。

4.調整を繰り返して野縁を渡す

野縁受けを掛け終わった箇所に、長さを調整しながら野縁を渡します。
野縁受けだけでなく、野縁も部屋の大きさに応じて調整していく必要があります。

例えば、野縁の長さが足りない場合は、野縁受けと同様にジョイント材を使用しましょう。
またジョイント材を使用する際、隣同士の野縁とジョイント材が重ならないように注意が必要です。

野縁を渡し終わったら、たるみが生じないようにグリップを掛け、仮留めをします。
グリップを掛ける場所は、野縁の両端と中間です。
仮留めが終わったら、野縁と野縁受けが波打ちしないよう注意しながら、真っすぐに整えていきます。

そして、グリップを野縁受けの方向に掛けると同時に、野縁と平行になっている箇所を交互に掛ける必要があります。

5.レーザー墨出し器を使ってレベルを合わせる

最後に、天井を水平にするため、レベルを合わせていきます。
レベルの合わせ方にはいくつか方法がありますが、よく行われるのは野縁受けで測るやり方です。
天井の高さを測る際に使用した、レーザー墨出し器で測っていきます。

まとめ

天井下地の組み方について、具体的な流れや現場で頻繁に使われる軽天について解説しました。
今回紹介した天井下地の組み方は、あくまで基本的な施工手順です。

つまり、現場や建物の状況によって天井下地の組み方は変化します。
天井下地は、壁よりも複雑で覚えるまでに時間がかかるものです。
だからこそ、しっかりと理解したうえで施工できる業者選びが必要です。

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