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石膏ボードは厚みで用途が違う?種類と効果・調べ方を徹底解説

2023年06月15日

石膏ボードには決められた厚みがあるのをご存じでしょうか。
石膏ボードは、プラスターボードとも呼ばれており、施設や住宅の内装に使われている建材です。

石膏ボードには複数の種類があり、施設や住宅により使用する厚みも異なります。
それぞれ期待される役割は、耐火・防火性のほかに防音性の確保です。

今回の記事では、石膏ボードの厚みについて理解できるように解説しています。
また、内装工事に最適な石膏ボードを選ぶための基準も紹介するので、ぜひご覧ください。

石膏ボードは厚みで用途が違う?種類と効果・調べ方を徹底解説

石膏ボードの種類・厚みは用途で異なる

石膏ボードの種類と厚みは、使用する用途によって異なります。
経済的にお得に利用できるため、内装工事の建材として幅広く使用されています。
主に建築物の壁や、天井などの建材としての利用が主流です。

また、石膏ボードは、使用する場所により加工方法が異なる点も知っておきましょう。
例を挙げると水回りの場所では防水加工を施すなどです。
これらの点も押さえておくとよいでしょう。

石膏ボードの種類と厚み|代表的な6種類を紹介

石膏ボードの種類・厚みを解説する前段階として、材質の違いを紹介します。
まずは、代表的な石膏ボード6種類の特徴を把握しておきましょう。

・一般的なタイプ:施工が簡単でホームセンターなどで販売されている
・硬質石膏ボード:間仕切りなどで活用、一般的なタイプより表面の仕上がりが硬い
・強化石膏ボード:ガラス繊維を追加し耐火性と衝撃耐性を高めたもの
・構造用石膏ボード:強化石膏ボードに耐震性を加えたもので耐力壁に使われている
・化粧石膏ボード:石膏ボードに化粧加工した紙などのシートを貼り付けしたもの
・シージング石膏ボード:一般的なタイプに防水加工を施したもの

以上、代表的な石膏ボードについて特徴を解説しました。

石膏ボードの厚みを用途ごとに解説

石膏ボードの厚みを用途別に解説します。

・一般的なタイプ
・硬質石膏ボード
・強化石膏ボード
・構造用石膏ボード
・化粧石膏ボード
・シージング石膏ボード

上記の6つに分けて紹介します。

①一般的なタイプ|DIYに使用

ホームセンターなど量販店で販売している一般的な石膏ボードは、JIS規格の「JIS-A6901」に該当します。
石膏ボードのサイズはおよそ次のとおりです。

・3×6(910×1820mm)
・3×8(910×2420mm)
・3×9(910×2730mm)
・メーター(1000×2000mm)

石膏ボードの厚みは準不燃で9.5mm、12.5mm、15.0mmの3種類です。

②耐衝撃性に優れたタイプ|間仕切りに使用

硬質石膏ボードの表面は、一般的な石膏ボードに比べて約4倍の硬さです。
衝撃に強い特徴があり、ボードが曲げられたときの強度に優れています。

強度に優れているため、間仕切りや通路の壁など衝撃が加わりやすいところに利用します。
厚みについては、一般的な石膏ボードと同様です。

③耐火性に優れたタイプ|防火区域の壁や天井に使用

石膏ボードに火災への耐性を向上させたのが強化石膏ボードです。
石膏にガラス繊維を加えている点が、一般的な石膏ボードとの違いです。
JIS規格は、JIS-A69014のGB-Fに該当します。

主な用途は、建築基準法で定められている防火区域の建物での使用です。
防火区域とは、都市の主要な駅や幹線道路のある場所、多くの建物や商業施設が密集している場所です。
防火区域内にある建物で準耐火建築物や耐火建築物として定められた場合、壁材などで使用が義務付けられます。

④耐火性+耐震性に優れたタイプ|耐力壁に使用

構造用石膏ボードは、耐火性を強めた強化石膏ボードの性能を残しつつ、ボード側面の抵抗を強めた製品です。
軸組立法やツーバイフォー住宅など、木造建築の耐力壁の素材として使用します。
厚みは12.5mmが主流です。

側面の抵抗を約2〜3倍に強化したもので、耐力壁用に適した製品です。

・構造用石膏ボードB種:くぎ側面抵抗を石膏ボードの2倍に強化
・構造用石膏ボードA種:くぎ側面抵抗を石膏ボードの3倍に強化

それぞれB種とA種に分かれていますが、どちらも耐力壁用に使用されます。

⑤化粧仕上げが施されたタイプ|クロスに使用

化粧用ボードは、石膏ボードに化粧加工した紙やプラスチックシートを貼り付けしたものです。
紙やプラスチック以外にも塗装や型押し加工のボードもあります。
化粧用石膏ボードの厚みは、9.5mm・12.5mm・15.0mmの3種類です。

デザインの種類は豊富で、DIYやクロスの張り替えで利用する場合があります。
厚みは一般的な石膏ボードと同様です。
化粧用ボードはホルムアルデヒドが拡散されやすい性質を持ち、シックハウス症候群を軽減する役割もあります。

⑥防水加工が施されたタイプ|キッチンに使用

一般的な石膏ボードに防水処理を施したものが、シージング石膏ボードです。
防水性を強化しているため、外壁下見板や屋根、洗面所や台所などの水回りの下地材として使用されています。

厚さについては4種類あります。

・9.5mm
・12.5mm
・15.0mm
・16.0mm

使用目的に合わせて厚みを選びましょう。

石膏ボードの厚みを調べる方法|DIYに不可欠

DIYやリフォームに向けて、自宅で使用されている石膏ボードの厚みが気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、使用されている石膏ボードの厚みを調べる方法を紹介します。
まず、下地チェッカーと呼ばれる専用の工具を使用しましょう。

厚みを知りたい壁を叩くと、一部で音の変わる場所があります。
「コンコン」と少し高音になる場所に、下地チェッカーの針を刺しましょう。
石膏ボードを使用している場所は、石膏ボードの厚みの分しか針が刺さりません。

もう一つはコンセントやスイッチを開けて計測する方法です。
ただし、この方法は電線に触れて感電する危険性があるので推奨しません。

まとめ

石膏ボードは使用目的や建物の種別により、厚みが変わってきます。
水回りにはシージング石膏ボード、耐火性が必要なところには強化石膏ボードなど最適な使用方法を説明しました。

今回の記事を読むと、住宅の内装工事でどのように石膏ボードを使用しているか理解できます。
石膏ボードは内装の下地材として利用されるため、普段は目にする機会がありません。

しかしながら、石膏ボードは、建物の耐久性を高めるために重要な素材です。
今回の記事が、石膏ボードを使用するときの参考になれば幸いです。

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