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GL工法とは?工事の方法やメリットを徹底解説

2021年04月16日

コンクリート造の建物に使われる工法の一つに、GL工法があります。建築に関する知識がないと、工法の名前を聞いてもピンとこない方も多いかと思います。しかし、GL工法はコンクリート造の建物に施工する工法の中でも、ポピュラーな工法です。
GL工法に関する基本的な知識を得ておくと、建物を購入する場合やリフォームのときに役立てられます。そこで、GL工法や使用するボードに関する知識をまとめました。リフォームや内装工事を検討している方は、ぜひご覧ください。

GL工法とは

まずはGL工法がどういう工事なのか、建物内のどこに使われるのかを解説していきます。
内容自体はとても簡単ですから、覚えておきましょう。

 

コンクリートの壁にボンドで石膏ボードを貼り付ける工法

GL工法のGは「Gypsum(石膏)」で、Lは「Lining(裏貼り)」という意味で、GL工法は、石膏ボード(GLボードとも呼ばれます)を特殊なボンドで貼り付ける工法です。
工法は下地を清掃後、プライマーを塗布し、ボンドを塗った後にGLボードを貼り付けるという手順で行います。

GLボードは1枚だけを貼り付ける場合と、2枚のボードを貼り付ける場合があり、建物のグレードや工事内容によって貼り付ける枚数は変わっていきます。
施工を依頼する際は、ボードの種類だけでなく枚数にも注目しておきましょう。

 

主に内装工事で使用される

GL工法は主に内装工事で使用される工法です。工法を見ると分かりますが、とても簡単な作業でできるため、昔は内装以外の部分にも使用されていました。
しかし、防音性や後の施工に影響を与えるなどの問題から、現在では外壁と内壁の間には絶対に使用してはいけない工法の一つとされています。
内装工事を依頼するときはもちろん、それ以外の工事の際にGL工法が出てきた場合は注意しましょう。

 

GL工法のメリット

GL工法には3つのメリットがあります。

GL工法の3つのメリット
  • 下地の調節や骨組みが必要ない分作業が簡単
  • コストダウン効果
  • 工期短縮効果

 

GL工法は下地を整えプライマーを塗布するだけで準備が完了するので、作業に割く労力が少なく済みます。その分、人件費などのコストダウン効果や、工期短縮効果が期待できるのです。
このメリットから、オフィスビルやマンションまで、幅広いコンクリート造の建物に活用されています。

また、ボンドでボードを貼り付けるという工法のため、ボンドの特性がそのままGL工法の特長になります。施工を依頼する際は、内装の外見を決めるGLボードだけでなく、ボンドの特性にも注目しましょう。
このほか、コンクリートが平らでなくてもボンドで埋めてきれいな状態にできることも、GL工法が持つメリットです。

 

GL工法によくある質問

GL工法はマンションや住宅のリフォームにもよく使われています。
GL工法によくある質問と答えをまとめましたので、リフォームをご検討中の方は参考としてお役立てください。

 

木造建築や砂壁に使用できる?

GL工法はコンクリート建築に適した工法です。そのため、木造建築や砂壁には使用できません。
また、GL工法に使用するボンドは、湿気を吸着してしまう特性があるため、水分や湿気の多い場所に施工するとボンドの腐敗や劣化を招きます。
コンクリート建築でも、湿気や水分の多い箇所への施工は適していません。
GL工法は、湿気の少ないコンクリート建築にのみ使用できる工法であると覚えておきましょう。

 

 GL工法は天井や床に使える?

GL工法は天井や床には使用できません。GL工法はその仕組みから強度があまりないため、照明などの設備を支えなくてはならない天井や、人や物が乗る床には使ってはいけないとされています。
GL工法は基本的に内装の壁部分に使用される工法なのです。

 

 GLボードには遮音性はあるの?

外壁に伝わる騒音は空気伝達音であるため、防音性を向上させる工事は外壁や外壁と内壁の中に行われます。
GLボードは内装に使われる建材のため、遮音性はほとんどありません。時々GL工法は遮音性が悪いといわれますが、これは昔の工事で戸境壁に使われていたためです。
戸境壁にGL工法を用いると、壁の中に空気層ができ、外壁から伝わる騒音を大きくしてしまいます。
現在ではこのことが分かっているため、GL工法は戸境壁に使われていません。
遮音性を高めたいなら、別の方法を検討しましょう。

 

まとめ

GL工法は、簡単な施工で内装を作れる画期的な工法です。
工法の仕組みから使用できる箇所は限られていますが、特性を理解した上で使用すれば、短い工期でリーズナブルに内装を整えられます。リフォームや内装工事の際は、ぜひGL工法の活用をご検討ください。

「株式会社リバネス」では、GL工法をはじめとした内装仕上げ工事を行っています。
1級内装仕上げ施工技能士の資格をはじめとした、多くの資格を取得したスタッフが、プロの知識と高い技術力でお客様のご依頼に対応します。
工務店を通さず、少数精鋭で無駄のない施工を行っているため、質の高い施工をリーズナブルに提供できます。大型物件はもちろん、10万前後の小型物件にも対応可能です。

お客様のご都合に合わせて、土日や休日、夜間の打ち合わせや施工も行っております。
GL工法を用いた内装工事やリフォームをご検討中の方は、お気軽に「株式会社リバネス」へご相談ください。

 

→リバネスの各種ボード工事についてはこちら

 

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