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ジプトーンとはどんな素材?メリット・デメリット・リフォーム方法のまとめ
2021年06月21日
ジプトーンはオフィスなどの施設を中心に、いろいろな所で活用されている天井材です。ありふれた素材ですが、上手く活用すればお得にリフォームができる素材でもあります。ジプトーンをお得に活用するのに役立つ知識や、ジプトーンによくある質問をご紹介します。
ジプトーンとは
ジプトーンとは化粧石膏ボードの一種で、天井によく使われている建材です。
「トラバーチン」という不規則に穴の開いた模様が特徴で、多くの建物で活用されています。
ジプトーンは「吉野石膏株式会社」の商品名ですが、現在では建築現場で化粧石膏ボードを指す言葉としても活用されています。
ジプトーンによく似た素材との違い
ジプトーンとよく似た建材に、石綿吸音板があります。
これは石綿をボード状に固めた建材で、ジプトーンのような石膏ボードとは違います。
以下の画像は、ジプトーンと石綿吸音板の画像で、上がジプトーン、下が石綿吸音板です。
画像を見ると、別の建材であることがよく分かります。
ジプトーンと石綿吸音板は、見た目だけでなく機能面にも違いがあります。
石綿吸音板は不燃性と吸音性に優れた素材で、この機能はジプトーンにもありますが、石綿吸音板の方が優れています。
ジプトーンと石綿吸音板は見た目も機能もよく似ていますが、違う素材であると覚えておきましょう。
ジプトーンのメリット
昔から天井材として活用されているジプトーンには、さまざまなメリットがあります。
ジプトーンのメリット
- 扱いが簡単
- 安価に入手可能
- 専用ビスが目立ちにくい
- 設備改修が楽
- 不燃素材なので内装の制限を受けない
- 防音効果
通常石膏ボードは天井にビス留めしたあと、クロスや塗装で仕上げをします。
しかし、ジプトーンは最初から化粧加工されているので、天井に貼り付けるだけで施工が完了します。
扱いが簡単な分手間や工期がかかりません。
ジプトーンは専用ビスを使って留めますが、このビスが目立ちにくく、デザインの邪魔にならないのもメリットの一つです。
施工方法から、ビスを外せばすぐに天井裏が見えるので、設備のメンテナンスや改修も簡単です。
石綿吸音板ほどではありませんが、不燃素材なので内装の制限を受けないことや、防音効果も忘れてはならないメリットといえます。
ジプトーンのデメリット
メリットがたくさんあるジプトーンですが、デメリットもあります。
ジプトーンのデメリット
- 古臭さや怖さを感じる
- 安っぽい
- デザイン性のあるタイプは割高
ジプトーンは昔からオフィス・公共施設・医療施設・住宅と幅広い所で活用されています。
昔からよく見かけるデザインであるために、古臭さを感じさせてしまうことがあります。
また、不規則な穴が怖いと感じる方もいるようです。
古臭さや怖さを感じさせてしまうデザインは、大きなデメリットと言えます。
デザイン上のデメリットを解消するために、デザイン性に優れたジプトーンも販売されています。
しかし、従来のジプトーンに比べて価格が高めなことが多く、施工にかかるコストを押さえたい場合は、これもまたデメリットとなります。
ジプトーンをおしゃれにする方法
メリットの多いジプトーンですが、デザイン面でのデメリットがあります。
このデメリットを克服する方法は複数ありますが、ここではその中でも代表的な方法をご紹介します。
塗装
ジプトーンはそのまま天井に貼り付けるだけで施工が完了する建材ですが、塗装やクロスを貼ることでデザインを変更できます。
塗装で綺麗に塗り替えるのは手間や技術がいりますが、コストパフォーマンスや自由度の点から考えると、かなり優れている方法です。
DIYでも施工可能な方法でもあります。
難易度の高い方法ではありますが、おすすめの方法の一つです。
クロスを貼る
ジプトーンは石膏ボードなので、クロスを貼り付けてリフォームもできます。
ただ、ジプトーンは仕上げ加工がされている上に、凹凸の模様が付いています。
そのままクロスを貼り付けてしまうと、隙間からはがれてしまう可能性があるため下処理が必要です。
下処理の方法は、2つあります。
ジプトーンの下処理方法
- 模様の凹凸をパテ処理して埋める
- ジプトーンの上にベニヤ板を貼る
パテ埋めを行う場合はパテの準備が必要な上に、小さい穴を一つずつ埋めていくのでかなり大変です。
ベニヤ板の場合は、厚さが5㎜以上あるベニヤ板を使用しないと板が曲がってクロスがはがれてしまいます。
どちらも下準備と取り扱いに注意が必要ですが、下準備を終えたらクロスを貼るだけなので、塗装よりは簡単にできます。
ジプトーン天井によくある質問
ジプトーンはさまざまな建物で活用されている建材です。
活用する機会が多ければその分疑問も多く出てきます。
ジプトーン天井によくある質問とその回答をまとめましたので、ご覧ください。
DIYでリメイクしたい場合おすすめの方法は?
先程も少し触れましたが、ジプトーンはDIYでもリフォームやリメイクが可能な素材です。
塗装やクロスを使うのが一般的ですが、DIYの場合は、クロスを貼る方法をおすすめします。
塗装に使われる塗料は、使用する場所によって粘度の調節が必要です。
その上、塗る場所によって適切な塗り方が違うため、ジプトーンや天井に適していない状態で作業をしてしまうと、かえって汚い状態になります。
クロスを貼り付ける場合、下準備が大変ですが作業自体の難易度でいえばクロス貼りの方が低いです。
DIYで天井のリメイクを行う場合、特にDIYの経験があまりない場合は、クロス貼りでリメイクを行いましょう。
漏水でジプトーンが濡れた場合の対処法を知りたい
ジプトーンはマンションなどの賃貸物件にも広く活用されています。
賃貸物件によくあるトラブルの中に漏水がありますが、間取りによっては漏水が原因で天井のジプトーンが影響を受ける場合があります。
漏水トラブルはジプトーンの破損やカビの発生につながりますから、漏水があった場合はすぐに管理会社や大家さんに相談して、対処してもらいましょう。
ジプトーンが濡れてしまった場合は、漏水の原因の修理だけでなく天井の修理も併せて依頼するのを忘れないようにしてください。
まとめ
ジプトーンは幅広い建物に活用されている建材で、多くのメリットを持っています。
デザイン上のデメリットはありますが、工夫をすれば克服できるデメリットです。
「株式会社リバネス」では、ジプトーンを使った天井の施工を行っております。
「1級内装仕上げ施工技能士」の有資格者をはじめとした技能講習を受けたスタッフが、豊富な経験と知識をいかしてお客様の要望に応えます。
10万前後の小規模な案件から大規模物件まで、幅広く対応しています。
ジプトーンを使った天井の施工・小さい破損個所の修理・リフォームまで、お気軽にご相談ください。
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