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プラスターボードと石膏ボードは何が違う?特長や種類を徹底解説

2021年07月12日

内装工事で壁や天井で使われる建材に「プラスターボード」と「石膏ボード」があります。さまざまな建物で活用されるため、オフィスや住宅のリフォームでどちらかの名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、この2つの建材にどんな違いや種類があるかはあまり知られていません。そこで、プラスターボードと石膏ボードの違いやメリット・デメリット、主な種類に関する知識をまとめました。

プラスターボードとは

「プラスターボード」とは、室内の壁や天井に活用される建材のひとつです。
石膏プラスターと呼ばれる素材を板状に形成・表面にボード用紙を張りつけて作られます。
厚みのあるボードほど耐久力が高くなる仕組みになっていますが、天井には薄いものを使用するのが一般的です。

石膏ボードとは

「石膏ボード」は、石膏に消石灰や粘着剤などを混ぜて板状に成形して作られた建材です。
プラスターボード同様、室内の壁や天井に使われます。

プラスターボードと石膏ボードの違い

実は、プラスターボードも石膏ボードも名称が違うだけでどちらも同じものです。
石膏に消石灰や粘着剤を混ぜて作られた「石膏プラスター」がありますが、プラスターボードと石膏ボードはこの石膏プラスターを板状に成形して作られます。
名称が違うだけで、どちらも同じ建材を指しています。

プラスターボードと石膏ボードのメリット

プラスターボードと石膏ボードには、優れたメリットがあります。

プラスターボードと石膏ボードのメリット

  • 安価で低コスト
  • 耐火性と防火性に優れている
  • 遮音性が高い

プラスターボードは安価で使いやすいため、DIYでも活用されることが多い建材です。
安価で加工が簡単な建材は、施工にかかる費用を抑えるのに役立ちます。

石膏は燃えにくく、結晶水を含んでいるため耐火性と防火性に優れています。
これは石膏が主原料であるプラスターボードも同様です。
また、プラスターボードは音を通しにくい性質があり、1枚だけでも十分な遮音性を発揮しますが厚手のものを重ねれば遮音性を向上できます。

プラスターボードは施工しやすく部屋の性能を向上させるメリットを含んでいることから、多くの建物で活用されています。

プラスターボードと石膏ボードのデメリット

メリットがたくさんあるプラスターボードですが、デメリットもあります。

プラスターボードと石膏ボードのデメリット

  • 釘やネジが使えない
  • 点の衝撃に弱い
  • 水分に弱い

プラスターボードは釘やネジを売ってもすぐに抜けてしまいます。

プラスターボードの壁や天井に何か設置する場合、ネジ留めできる専用の器具が必要です。
また、主原料の石膏は点の衝撃に弱いため、壁に物をぶつけると小さな衝撃でも壁がへこむ可能性があります。

プラスターボードは石膏と紙から作られているため、水分や湿気にあたると強度が低下してしまいます。
水回りに使えないのは、頭の痛いデメリットです。

プラスターボードと石膏ボードの種類

プラスターボードと石膏ボードは、たくさんの建物で活用されているため、機能やデザインの幅がとても広いです。
よく似た製品でも厚みが違うなどの特徴があります。
プラスターボードと石膏ボードの主な種類と厚みをご紹介します。

プラスターボード

一番スタンダードな製品です。
壁や天井などの内装材として、9.5㎜・12.5㎜・15.0㎜の厚みのものがよく活用されています。

 強化石膏ボード

通常の芯材にガラス繊維などを加えた製品です。
耐火性や耐衝撃性が向上していて、耐火性能が求められる場所で活用されます。
厚みは12.5㎜・15.0㎜・21.0㎜と、使われる場所や目的に合わせて種類も豊富です。

構造用石膏ボード

強化石膏ボードの性能に耐震性を加えた製品です。
建物にかかる力を支える効果があります。

化粧石膏ボード

表面に塗装やデザインを施したタイプです。
壁や天井の仕上げ材として活用されます。
厚みは9.5㎜・12.5㎜が使われます。

耐水石膏ボード

芯材や表面に防水加工を施した製品です。
通常の石膏ボードは水回りには使えませんが、シージング石膏ボードなら湿度の高い場所でも活用可能です。
キッチンや洗面台など水を使う機会が多い部屋には、このシージング石膏ボードで施工します。
厚みは9.5㎜・12.5㎜がよく使われます。

不燃積層石膏ボード

プラスターボードの表面を不燃性のボード紙で仕上げた製品です。
化粧なしタイプと化粧仕上げタイプがあり、化粧仕上げタイプは仕上げ加工がいりません。
厚みは9.5㎜を活用されることが多いです。

吸放湿石膏ボード

吸湿性能を向上させた製品で、室内湿度を一定に保つ効果があります。
壁や天井の下地や仕上げとして活用されます。

 吸音用穴あき石膏ボード

吸音用の穴が開いている石膏ボードです。
天井や壁の仕上げ材として活用されるもので、吸音性が必要な部屋に施工されます。

まとめ

プラスターボードと石膏ボードは、同じ石膏から作られた建材です。さまざまなメリットがあり、機能も製品ごとに違います。
またプラスターボードにはさまざまな種類があり、製品により性能が違います。オフィスや住宅の快適な内装を作るには、この違いを理解しておくことが重要です。

「株式会社リバネス」では多くの技能講習を受講したスタッフが、お客様に満足いただける内装を手がけます。
プラスターボードを活用した内装工事のご相談は、「株式会社リバネス」にお任せください。

 

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