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軽量天井材とは?必要とされる理由・種類・組み方を分かりやすく解説

天井材を選ぶ際にはデザイン性・機能性など、さまざまな要素を考慮に入れる必要がありますが、中でも「重量」はとても重要な要素です。
地震などが原因で天井が万が一落下した場合、重い天井材だと被害を大きくするおそれがあります。

そこで近年注目されているのが、重量が軽い「軽量天井材」です。
軽量天井材は軽量または柔らかい素材で作られているため、万が一落下しても被害を最小限に食い止めることができます。

この記事では、軽量天井材とは何か・軽量天井材が必要とされる背景・各メーカーの軽量天井材・軽量天井材の組み方について分かりやすく解説します。

軽量天井材とは?必要とされる理由・種類・組み方を分かりやすく解説

軽量天井材とは?

「軽量天井材」とは、軽量または柔らかい素材で作られた天井材のことです。
軽量であるため、万が一落下しても被害を最小限に食い止めることができます。
そのため、軽量天井材は従来の天井材よりも安全性が高い天井材といえるでしょう。

また、素材の厚みが0.5mmほどで、施工性がよいのも特徴です。
耐火性能の面で木材より優れており、湿気などにも強いため、近年は店舗や一般住宅の天井材として需要が高まっています。

軽量天井材が必要とされる理由

軽量天井材が必要とされる背景には、東日本大震災があります。
東日本大震災の際に天井落下被害が相次いだことを受け、政府は一定の条件に該当する吊り天井を「特定天井」と定めました。

特定天井とは、「脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井」のことで、以下の条件に当てはまる吊り天井をいいます。

・6m超の高さにある
・面積200㎡超
・質量2kg/㎡超
・人が日常利用する場所に設置されている

特定天井に該当する天井については、新たな耐震基準を満たす必要があります。
軽量天井材は、特定天井への該当を避け、高い安全性と耐震性を確保できる天井材として必要とされているのです。

軽量天井材の種類

各メーカーが軽量天井材を販売しており、さまざまな製品が開発されています。
ここでは、各メーカーが製造・販売する軽量天井材をご紹介します。

安心天井S(桐井製作所)

吸音性・断熱性を有しています。
単位面積質量2kg/m2以下の設計に対応可能です。
引用:桐井製作所

SICS(三洋工業)

SICS(シックス)は高品質なJIS規格品です。
「各部材の寸法精度が高い」「部材同士の結合時にガタや緩みが生じにくい」という特徴があり、堅固な天井下地に仕上がります。
引用:三洋工業

CARLTON(野原ホールディングス)

CARLTON(カールトン)は、グッドデザイン賞を受賞した超軽量天井材です。
天井の安全性を確保するために必要な機能を維持したまま、徹底的に軽量化した新素材です。
引用:野原ホールディングス

かるてん(TEIJIN)

1㎡あたりわずか700gの超軽量天井材です。
用途に合わせて工法を選ぶことができます。
引用:TEIJIN

リフォジュール膜天井(リフォジュール)

軽くて柔らかい膜天井です。
軽量で安全性が高いため、公営住宅・アパート・教育施設の教室・体育館などさまざまな建物で幅広く利用できます。
また、湿気に強く吸音効果もあるため、室内プールにも対応可能です。
引用:リフォジュール

軽量天井材の組み方

軽量天井材の組み方をご紹介します。
以下の流れで組んでいきます。

➀天井の高さを確認する

まずは天井の高さを確認します。
天井の高さが分からないと、使用するボルトなどのサイズも分からないため、工事を開始できません。
図面で天井の高さを確認したら、墨出しを行い、壁に印を付けていきます。
墨出しでは、レーザー墨出し器を使用します。

➁ボルトを吊る

天井の高さの確認と墨出しが完了したら、ボルトを吊ります。
ボルトが隣合わせだと900mmの等間隔で、壁際のボルトは壁から150mm以内で吊ることが重要です。
あらかじめ壁にアンカーやインサートが付いていない場合は、アンカーを打ち込む必要があります。

➂野縁受けを掛ける

次に野縁受けを掛けます。
野縁(のぶち)とは、仕上げ材であるボードなどを張り付けるための棒状の下地材です。
この野縁を受けるための部材が野縁受けです。
部屋の幅が野縁受けよりも短い場合は、部屋のサイズに合わせて野縁受けをカットする必要があります。
逆に、野縁受けの長さが部屋の幅に対して不足する場合は、ジョイント材を使用して補います。

④野縁を渡す

野縁受けを掛け終わったら、野縁を渡していきます。
野縁も野縁受けと同様に、部屋のサイズに合わせた調整が必要です。
調整の方法は野縁受けの場合と同じで、野縁が部屋の幅より長い場合はカットし、部屋の幅より短い場合はジョイント材で長さを補います。
渡し終えたら、グリップで野縁を仮留めします。

⑤天井を水平に整える
最後に天井が水平になるように整えます。
こちらの作業ではレーザー墨出し器を使用します。

まとめ

以上、軽量天井材についてご紹介しました。

地震国といわれる日本では、地震時の天井落下に備えることが防災上の大きな課題です。
また、天井の落下は、地震時だけでなく、老朽化・強風・熱収縮などによっても生じる可能性があります。
特定天井への該当を回避し、十分な安全性を確保するためには、軽量天井材は非常に有効な選択肢といえるでしょう。

軽量天井材の施工では、実績のある信頼できる業者を選ぶことが大切です。
素材の品質を最大限に活かすには、高い技術が必要だからです。

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