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内装クロスの特徴や費用相場を解説

2021年01月14日

室内の壁の仕上げ方法は様々ありますが、中でも人気が高い仕上げ方法の1つがクロス仕上げです。比較的コストが低く、さらに多様なデザインから選べるだけではなく、機能性が高いものもそろっています。
内装クロスの素材の特徴や価格について確認してきましょう。

内装クロスとはどのようなもの?

室内の壁は、石膏ボードや合板などで作られています。このままでは美観が損なわれるため、仕上げとして様々な工法で整えていきます。
漆喰や珪藻土を塗ったり木板を張り付けて行ったり、ペンキで塗装を行うなど、仕上げ方法は様々ありますが、クロスを張り付けていく仕上げ方法のことを内装クロス仕上げと言います。

新築のクロス工事とリフォームでのクロス工事の違いとは?

内装クロス工事は、新築時だけではなくリフォームでも行うことがあります。どちらかというとリフォームでのクロス工事の方が難易度は高く、価格も高くなります。新築でのクロス工事とリフォームでのクロス工事には、どのような違いがあるのでしょうか。

下地に直接貼れる新築と裏紙が残ってしまうリフォーム

クロス工事ではクロスを貼る下地の状態で仕上がりに違いが出てきます。新築時には下地となる石膏ボードや合板に直接貼れるため、下地の状態がしっかり確認できます。下地に凹凸がある場合にはパテを盛って平らに均すことで、美しい仕上がりとなります。
リフォームでのクロス工事の場合は、すでに貼ってあるクロスをはがさなければ下地の状態が確認できません。さらに、すでに貼ってあるクロスをはがした場合、裏紙が下地に付着してしまい取れないケースがあります。結果として仕上がりに難が出てしまうケースがあります。

手間と難易度によりリフォームの方が工事費用は高め

新築でのクロス工事は、下地を整えその上にクロスを貼る工事で済みます。しかし、リフォームではそうはいきません。
すでにあるクロスをはがす、下地についてしまっている裏紙をできるだけ剥離する、下地の状態を推測しながらクロスを貼ると手間がかかってきます。手間もかかりますし、下地の状態を推測するといった難易度の高い工事となるため、どうしてもリフォーム時の方がクロス工事は高くなるのです。またリフォーム時には家具の移動などが必要になるケースもあり、大型家具の移動費や養生費用などが嵩むケースがあります。

内装クロスの種類別の特徴と費用目安

内装クロスには色々な種類があり、種類によって特徴も費用も異なってきます。
ここからはクロスの種類ごとの特徴と費用目安をまとめていきます。

掃除がしやすく安価な「ビニールクロス」

比較的多くの住宅で使われているのがビニールクロスです。裏面は紙ですが、表面はビニール素材が使われているため耐久性があり、表面が汚れた時でも拭き掃除で汚れを取り除けます。ビニール素材は様々な加工が可能で、エンボス加工(凹凸)や模様をプリントしたものなどデザインが豊富というメリットもあります。
クロスの中では安価で、量販品であれば1平米で500円程度、中級品でも1平米1000円程度が目安です。
ビニールクロスのデメリットとしては、壁をビニール素材で覆うことになるため、躯体が呼吸しづらくなります。吸湿性のないクロスも多いため、結露によるカビの発生も考えられます。またビニールと紙を接着する際にホルムアルデヒドを含む接着剤が使われているケースがあり、アレルギーが起こる心配があります。

耐久性がある「オレフィン壁紙」

オレフィンというのは、ポリエチレンやポリプロピレンといったプラスチックを作る合成樹脂を主原料にした素材です。ビニールクロスと特徴は似ています。汚れにくく、汚れが気になる時には水拭きが可能です。ビニールは焼却すると煙や塩化水素が発生しますが、オレフィンは有毒ガスの発生がほとんどないため、環境にやさしいクロスにもなります。
オレフィン壁紙は他のクロスに比べると薄く、技術力がある職人による施工が必要です。
また、クロス自体の価格が高めなので、オレフィン壁紙を使った内装クロス工事は価格が高くなりがち。ビニールクロスの中級品と同等の価格となるため、1平米あたり1,000円程度が目安です。

湿気を吸う「織物クロス」

表面に布地を使用した織物クロスは、湿気を吸い湿度を整える調質性を持つクロスです。経年変化が楽しめ、独特の風合いを持っています。
また布地の折り方により様々な風合いを持つクロスがあります。表面が織物なので、水を吸い込んでしまうため拭き掃除をすることはできません。
汚れが付きやすい部分には不向きなクロスと言えます。
表地に張られる布地の素材により、織物クロスは価格が様々です。1平米当たりの価格は、レーヨン素材なら1500円程度。不織布を使ったものだと2500円程度、シルク100%のものだと10000円程度が目安です。

ナチュラルテイストな「木質系壁紙」

天然木やコルクなどを表面に使った木質系壁紙は、クロスでありながらも木の風合いが楽しめるナチュラルテイストな壁紙です。天然素材を使うため、落ち着いた雰囲気があり調湿作用もあります。水を吸い込むとシミができてしまうため、拭き掃除はできません。そのため汚れやすい部分には不向きなクロスと言えます。
価格は1平米あたり5000円以上など高めです。壁全体に貼るよりは、アクセントとして使用するケースが多くなります。

防火性に優れた「無機質系壁紙」

古くから壁材として使われてきた漆喰や珪藻土などを表地に使っているのが、無機質系壁紙です。セラミックやガラス繊維を原料にしたものもあります。これらの素材を使ったクロスは防火性に優れます。また漆喰や珪藻土を使ったものは消臭効果もあるため、臭いが気になる場所に向いています。ただ、水を吸い込むとシミになってしまいますので、拭き掃除はできません。珪藻土や漆喰を壁に塗るよりは低コストで、同じような風合いの壁に仕上げることが可能となります。しかし珪藻土壁や漆喰壁に比べると、調湿性や消臭効果は低くなります。
1平米当たりの価格は6000円程度が目安です。

吸音性がある「紙クロス」

欧米でよく見かけるタイプのクロスが紙クロスです。湿気にやや弱いため、高温多湿な気候である日本では、シミやシワ・剥がれなどが起こりやすいデメリットがあります。表面素材が紙なので、拭き掃除ができません。また継ぎ目が目立ちやすいことも難点でしょう。
表面が紙なので、柔らかな風合いをもちデザインも豊富です。日本製の紙クロスでは和紙が使われるなど、独特の風合いを楽しむこともできます。
費用は高めで、一平米当たりの目安として天然素材の和紙を使ったものなら1500円程度から。欧米製の紙クロスなら2500円程度から、楮などのグレードの高い和紙を使用したものであれば15000円程度からと幅があります。

まとめ

一般的にはビニールクロスを使うことが多い内装クロス工事ですが、他にも多様な種類があります。メンテナンスのしやすさや、環境負荷がかかりにくいものなどもあります。費用面で言えば、他のクロスにくらべビニールクロスは安価です。
コストがかかるクロスはアクセントに使用したり、汚れにくい寝室に使用するといったように楽しんではいかがでしょうか。

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